知っておきたい豆知識
2020.01.23
  • 樹木葬
  • 選び方で後悔をしない!必見情報

樹木葬の費用はいくら?メリット、デメリットをご紹介

お墓と言えば墓石をイメージする方が多いと思いますが、納骨の方法は以前に比べて多様化しています。中でも注目度の高い「樹木葬」は、まさに樹木をシンボルとした形式のお墓で、より自然に近い場所に埋葬される形が好まれているようです。

 

最後は土に帰りたいと希望する方、また親から樹木葬にしてほしいと頼まれているという方も、まだなじみの少ない「樹木葬」について、よくよく知っておくことが大切です。

 

知っておきたい樹木葬という新しい形

自然志向が強まる時代の影響や、お墓の費用面を考慮して「樹木葬」を選ぶ人が増えています。

 

樹木葬とは自然葬のひとつで、従来のお墓に納骨する方法とは異なります。霊園の敷地内や、植物に囲まれた場所に1本の木を植え、その根元に遺骨を埋葬するのが樹木葬のスタンダードです。

 

お墓参りでは、墓標であるシンンボルツリーに向かって手を合わせ祈ります。樹木に限らず、花木や草花を墓標にすることが可能な霊園もあり、花や緑を愛して生きた方にとって、ぴったりのお墓と言えるかも知れません。

 

「それなら山に散骨するのと同じなのでは?」という疑問もあるかと思います。でも、樹木葬はあくまでお墓として許可を得た土地に植樹し、納骨する正式なお墓であることをご理解ください。

 

お墓を持たずに粉骨をまく弔いとは違います。また、故人の意思やご家族の判断で、近隣の山林などに遺骨を埋葬すると法律違反になります。

樹木葬は法律によって許可を得て、管理されている敷地でのみ行うことができます。埋葬の際には「埋葬許可証」が必要です。

 

樹木葬にもいろいろなタイプがあります

樹木葬の埋葬には直接、遺骨を土に埋葬する方法と、骨壺に入れて埋葬する方法があります。また、大きく分けて里山型と都市型(公園型)の2種類があります。

 

【里山型】

里山型の樹木葬は、法律的に許可を得た里山に遺骨を埋葬するものです。埋葬用に樹木を植えたり、元々育っていた木の下に埋葬するといった形式がとられます。

故人の名前を樹木に彫ったり、ネームプレートをかけて墓標にしたり、特に何も残さない場合もあります。

 

【都市型】

都市型の樹木葬は、寺や霊園、墓地の中に庭園のような樹木葬用の区画が設けられ運営されています。

同じく、埋葬ごとに木を植える場合と、シンボルツリーのまわりに複数の遺骨が眠っているところがあります。

都市型の場合は合祀タイプ・共同埋葬・個別埋葬の3種類の埋葬方法があります。

 

<合祀タイプ>

合祀タイプは遺骨を分けずにそのまま埋葬する方法で、他の方の遺骨と混ざって埋葬されるというものです。

 

<共同埋葬>

共同埋葬は同じ区画に埋葬されますが、遺骨は骨壺や和紙に入れて埋葬するので、他の方の遺骨と一緒になることはありません。

 

<個別埋葬>

個別埋葬は、故人1人ずつに与えられた区画内で、骨壺などに入れて埋葬されるものです。

 

その他にも、13回忌までは個別埋葬で、その後、合祀エリアに入るというように、期限を区切るプランもあります。

都市部の場合はスペースの問題もあり、1人に1本の樹木という形に対応した霊園は、それほど多くないようです。

 

樹木葬の多くは一代限りのお墓です。埋葬後に遺骨を取り出すことができない場合もありますので、親族間で納得のいく話し合いを持つことも大切でしょう。

 

樹木葬の費用を含めたメリットとデメリット

墓石よりも単純に安いからという理由で、樹木葬に興味を持たれる方もいらっしゃいます。

 

一般的にお墓を購入する時には、永代使用料・永代供養料・墓石料・納骨料が必要です。

永代使用料とは、霊園や寺が所有している墓地の中にある土地の使用料金のことです。したがってお墓を建てる場合は土地を買うのではなく、永代にわたって土地を借りるという考え方になるわけです。

永代使用料の全国相場は69.15万円。地価の高い東京都では90万円が平均です。

 

永代供養料は、霊園や寺が墓の管理者や跡継ぎの方に代わり、お墓の管理や読経を行うための費用です。

 

墓石料は墓石のデザインから設置にいたるまでにかかる費用です。

 

このように新しく墓石を購入し墓を建てると、トータル200万円程度かかります。

 

樹木葬の場合は、土地の永代使用料と永代供養料を含めた料金となっていることがほとんどで、墓石料などもかかりません。樹木葬の全国の費用相場は、30〜70万円ほどと幅があるものの、おおむね50万円程度。墓石を利用する場合より、確かに安くなると言えるでしょう。

 

価格に幅があるのは、先にご紹介したような樹木葬の種類によるところが大きいという事情があるからです。

複数の遺骨を一緒に埋葬する合祀タイプが最も安価で、納骨料と永代管理料を合わせて8〜10万円ほどになります。

共同埋葬は少し値段が上がりますが、10〜30万円で管理費も含まれることが多いです。

個別埋葬の場合のみ、一般的なお墓と同じように土地の永代使用料が必要で、30〜80万円が相場となります。

 

合祀タイプのように共同の埋葬をすると複数の遺骨と混ざるため、のちのち遺骨を取り出すことができなくなります。埋葬後に「改葬を」と思ってもお骨を返せない場合があるので、親族などの理解が必要だと言えるでしょう。

 

少子高齢化や核家族化の進む時代において、個々の価値観も変化しています。生前に自分の葬儀やお墓について考える方が増え、終活という言葉が浸透していますが、まだ十分に理解されていないのが樹木葬です。

メリット・デメリットを認識した上で、親族間で納得のいく話し合いを持つことも大切でしょう。

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