知っておきたい豆知識
2026.01.19
  • 選び方で後悔をしない!必見情報

お墓の引っ越しについて知っておくべきポイント

第1章 お墓の引っ越し(改葬)の基礎知識

お墓の引っ越しは自由にできるものではない

お墓の引っ越しを考え始めると、「家族のお墓なのだから自由に移しても問題ないのでは」と感じる人も少なくありません。しかし実際には、お墓の引っ越しは法律に基づいて管理されており、誰でも好きなタイミングで行えるものではありません。遺骨を現在のお墓から別の場所へ移す行為は、社会的にも慎重に扱われるため、正式な手続きが必要とされています。

 

 

お墓の引っ越しは「改葬」という正式な手続き

法律上、お墓の引っ越しは「改葬(かいそう)」と呼ばれ、「墓地、埋葬等に関する法律」によって定められています。改葬を行うには、市区町村長の許可を受けることが必須で、無許可で遺骨を移動させることは認められていません。この許可を得るためには、いくつかの書類を揃え、正しい順序で手続きを進める必要があります。

 

この点を知らずに進めようとすると、「遺骨を動かせない」「納骨ができない」といったトラブルにつながるため、最初に必ず理解しておくべき重要なポイントです。

 

 

墓じまい・分骨との違いを理解しておく

お墓の引っ越しを調べていると、「墓じまい」や「分骨」という言葉を目にすることが多くなります。墓じまいとは、現在のお墓を撤去し、墓地としての管理を終了することを指します。一方で、改葬は遺骨を別の墓地や納骨施設へ移す行為です。多くの場合、墓じまいと改葬はセットで行われますが、意味は異なります。

 

また、分骨は遺骨の一部だけを別の場所へ移す方法で、すべての遺骨を移す改葬とは手続きや考え方が異なります。これらの違いを理解していないと、必要書類や進め方を誤ってしまう可能性があるため注意が必要です。

 

 

お墓の引っ越しを考える主な理由

近年、お墓の引っ越しを検討する人は増えています。その背景には、生活環境や価値観の変化があります。たとえば、「実家が遠方でお墓参りに行くのが難しい」「高齢になり山間部のお墓を管理できなくなった」といった理由は非常に多く見られます。

 

また、子どもや孫に将来の負担を残したくないという思いから、アクセスの良い霊園や永代供養墓、納骨堂へ移すケースも増加しています。お墓の引っ越しは、決して後ろ向きな選択ではなく、家族の将来を見据えた前向きな判断として選ばれることが多くなっています。

 

 

これからお墓を購入する人こそ知っておきたい視点

お墓の引っ越しは、すでにお墓を持っている人だけの問題ではありません。これからお墓を購入・検討している人にとっても、改葬の知識は非常に重要です。将来、住む場所や家族構成が変わったときに、お墓を移動できるかどうかは大きな判断材料になります。

 

あらかじめ改葬の仕組みを理解しておくことで、「引っ越しがしやすい霊園か」「管理者との関係性はどうか」といった視点でお墓を選ぶことができ、結果として後悔の少ない選択につながります。

 

この章では、お墓の引っ越しに関する基本的な考え方や用語を整理しました。次の章では、実際にお墓の引っ越しを進める前に必要な準備や確認事項について、具体的に解説していきます。

 

 

 

第2章 お墓の引っ越し前に必要な準備と確認事項

まず最初に行うべきは家族・親族への相談

お墓の引っ越しを考えたとき、最初に行うべきなのは家族や親族への相談です。お墓は個人の所有物という側面もありますが、実際には先祖代々受け継がれてきた「家族全体のもの」と考えられるケースがほとんどです。そのため、十分な説明や合意を得ずに話を進めてしまうと、後々大きなトラブルに発展する可能性があります。

 

特に、兄弟姉妹や親戚の中に「お墓は動かすべきではない」と考える人がいる場合、感情的な対立が生じやすくなります。なぜ引っ越しを考えているのか、将来どのような管理を想定しているのかを丁寧に説明し、時間をかけて理解を得ることが大切です。この段階で話し合いを怠ると、手続きの途中で反対され、計画が止まってしまうこともあります。

 

 

引っ越し先のお墓を先に決める必要性

お墓の引っ越しでは、「先に新しいお墓を決める」ことが非常に重要です。改葬の手続きでは、現在のお墓から遺骨を取り出す前に、引っ越し先が確定していなければなりません。これは、行政手続きにおいて「どこから、どこへ移すのか」を明確にする必要があるためです。

 

新しいお墓としては、一般墓だけでなく、永代供養墓や納骨堂といった選択肢もあります。将来的な管理のしやすさや、子ども世代への負担を考慮しながら選ぶことが大切です。また、霊園や寺院によっては宗派の制限や受け入れ条件が異なるため、事前に確認しておく必要があります。

 

 

現在のお墓の管理者への確認は必須

お墓の引っ越しを進める際には、現在お墓がある霊園や寺院の管理者への相談も欠かせません。特に寺院墓地の場合、檀家としての関係性があるため、事前の相談なしに進めると関係悪化につながる恐れがあります。

 

管理者には、改葬を検討している理由を丁寧に説明し、必要な書類や手続きについて確認しましょう。多くの場合、「埋葬証明書」や「使用許可証」などの書類が必要になりますが、名称や取得方法は霊園・寺院によって異なることがあります。早めに確認しておくことで、後の手続きをスムーズに進めることができます。

 

 

改葬にかかる期間と全体スケジュールを把握する

お墓の引っ越しは、思い立ってすぐに完了するものではありません。書類の取得、行政手続き、石材店や僧侶との日程調整など、複数の工程があるため、全体で数か月かかることも珍しくありません。

 

特に、市区町村への改葬許可申請は、書類が揃っていないと受理されないため、スケジュール管理が重要です。また、閉眼供養や納骨の日程は、僧侶や家族の都合を考慮する必要があります。余裕を持った計画を立てることで、精神的な負担も軽減されます。

 

 

費用面の目安を事前に把握しておく

準備段階で忘れてはならないのが、費用に関する確認です。お墓の引っ越しには、行政手続き費用だけでなく、石材店への作業費、僧侶へのお布施、新しいお墓の購入費用など、さまざまな支出が発生します。

 

あらかじめ大まかな費用感を把握しておくことで、「思っていた以上に費用がかかってしまった」という後悔を防ぐことができます。複数の石材店に相談し、見積もりを取ることも、納得のいく引っ越しを実現するための重要な準備の一つです。

 

この章ではお墓の引っ越しを始める前に必ず行うべき準備と確認事項について解説しました。次の章では、実際の手続きの流れを具体的なステップに分けて詳しく見ていきます。

 

 

 

第3章 お墓の引っ越しの具体的手順【ステップ解説

手順① 現在のお墓の管理者から埋葬証明書を取得する

お墓の引っ越しを進めるうえで、最初の実務的なステップとなるのが「埋葬証明書」の取得です。埋葬証明書とは、現在のお墓に誰の遺骨が埋葬されているかを証明する書類で、改葬許可申請に必ず必要になります。この書類は、霊園や寺院など、現在のお墓を管理している管理者が発行します。

 

取得方法や書式は管理者によって異なりますが、申請書に記入し、数日から1週間程度で発行されるケースが一般的です。寺院墓地の場合は、住職に直接依頼することになるため、事前に相談し、失礼のないように進めることが大切です。ここでの対応が、その後の閉眼供養や撤去作業の段取りにも影響するため、丁寧なやり取りを心がけましょう。

 

 

手順② 引っ越し先のお墓で受入証明書を発行してもらう

次に行うのが、引っ越し先となる霊園や寺院で「受入証明書」を発行してもらうことです。受入証明書は、新しいお墓が遺骨を正式に受け入れることを証明する書類で、こちらも改葬許可申請に欠かせません。

 

この段階で、納骨予定日や納骨方法についても確認しておくと安心です。永代供養墓や納骨堂の場合、一般墓とは手続きや供養の流れが異なることがあるため、詳細までしっかり説明を受けておく必要があります。引っ越し先が決まっていないと改葬の申請自体ができないため、この手順は非常に重要なポイントです。

 

 

手順③ 市区町村で改葬許可申請を行う

埋葬証明書と受入証明書が揃ったら、市区町村役場で「改葬許可申請」を行います。申請先は、現在お墓がある場所を管轄する市区町村です。申請書には、改葬する人の情報や、移転元・移転先の情報を記入し、必要書類を添えて提出します。

 

申請内容に問題がなければ、「改葬許可証」が交付されます。この許可証がなければ、遺骨を取り出すことも、新しいお墓へ納骨することもできません。手続き自体は比較的シンプルですが、書類に不備があると再提出を求められるため、事前に役所のホームページなどで必要書類を確認しておくとスムーズです。

 

 

手順④ 閉眼供養を行い、遺骨を取り出す

改葬許可証を取得したら、いよいよ現在のお墓から遺骨を取り出す工程に進みます。この際に行われるのが「閉眼供養(へいがんくよう)」です。閉眼供養とは、お墓に宿っているとされる魂を抜くための儀式で、僧侶に読経してもらうのが一般的です。

 

閉眼供養の日程は、石材店による墓石の解体・開封作業と同日に行われることが多く、僧侶や家族の予定を調整しながら決めていきます。遺骨の取り出しは専門的な作業となるため、必ず石材店などの専門業者に依頼しましょう。自分で行うことは避けるべきです。

 

 

手順⑤ 新しいお墓への納骨と開眼供養

遺骨を取り出した後は、引っ越し先のお墓へ納骨します。この際に行われるのが「開眼供養(かいがんくよう)」です。開眼供養は、新しいお墓に魂を入れる儀式とされ、僧侶による読経が行われます。宗派によって考え方や呼び方が異なる場合もありますが、一般的には重要な節目の儀式とされています。

 

納骨の日程は、受入先の霊園や寺院と相談しながら決めます。改葬許可証は、この納骨時にも提示を求められることが多いため、必ず持参しましょう。すべての工程が完了して初めて、お墓の引っ越しは正式に完了となります。

 

このように、お墓の引っ越しは複数の手順を正しい順番で進める必要があります。一つひとつは難しくないものの、書類や日程調整が重なるため、全体像を把握しておくことが成功のカギとなります。次の章では、費用や注意点、後悔しないためのポイントについて詳しく解説します。

 

 

 

第4章 費用・注意点と後悔しないためのポイント

お墓の引っ越しにかかる主な費用と内訳

お墓の引っ越しを検討する際、多くの人が最も不安に感じるのが費用面です。改葬には複数の工程があり、それぞれに費用が発生するため、全体像を把握していないと「思った以上にお金がかかった」と感じてしまうことがあります。主な費用としては、行政手続きにかかる費用、石材店への作業費、僧侶へのお布施、そして引っ越し先のお墓に関する費用が挙げられます。

 

行政手続きそのものにかかる費用は比較的少額ですが、石材店による遺骨の取り出しや墓石の解体・撤去にはまとまった費用が必要になるケースが多いです。また、閉眼供養や開眼供養を行う場合は、僧侶へのお布施も想定しておく必要があります。これらを事前に把握しておくことで、資金計画を立てやすくなります。

 

 

寺院墓地と霊園で異なる注意点

お墓の引っ越しでは、現在のお墓が寺院墓地か公営・民営霊園かによって、注意すべきポイントが異なります。寺院墓地の場合、檀家としての関係性があるため、改葬を進める際には特に丁寧な対応が求められます。事前相談をせずに手続きを進めてしまうと、思わぬトラブルや感情的な対立を招くこともあります。

 

一方、公営や民営霊園では、比較的事務的に手続きを進められるケースが多いものの、規約による制限が設けられていることがあります。たとえば、指定の石材店を利用しなければならない、撤去方法が決められているといったルールです。契約内容を事前に確認しておくことが重要です。

 

 

手続きでよくあるトラブルとその回避方法

改葬においてよくあるトラブルの一つが、書類不備による手続きの遅延です。埋葬証明書や受入証明書の記載内容に誤りがあったり、提出先の市区町村を間違えたりすると、申請が受理されません。こうした事態を防ぐためには、役所の窓口や公式情報を事前に確認し、不明点は早めに問い合わせることが大切です。

 

また、家族間の意見の食い違いも大きなトラブル要因です。費用負担や供養方法について事前に話し合いができていないと、後から不満が噴き出すことがあります。準備段階での十分なコミュニケーションが、円満な改葬につながります。

 

 

石材店選びで失敗しないためのポイント

お墓の引っ越しでは、石材店の役割が非常に重要です。遺骨の取り出しや墓石の撤去は専門的な作業であり、経験や実績のある業者に依頼する必要があります。価格だけで判断せず、説明が丁寧か、質問にきちんと答えてくれるかといった点も確認しましょう。

 

複数の石材店から見積もりを取ることで、費用の相場感が分かり、不要な出費を防ぐことができます。また、改葬の実績が豊富な石材店であれば、行政手続きや供養の段取りについてもアドバイスをもらえることがあります。

 

 

将来を見据えて後悔しないための考え方

お墓の引っ越しは、単に場所を移すだけでなく、将来の家族の負担をどう減らすかを考える機会でもあります。これからお墓を購入する人は、将来改葬が必要になった場合の手続きや費用も視野に入れて選ぶことが大切です。アクセスの良さや管理体制、永代供養の有無などを確認しておくことで、長期的に安心できる選択ができます。

 

この章で紹介した費用や注意点を理解しておくことで、「知らなかった」「こんなはずではなかった」と後悔するリスクを大きく減らすことができます。お墓の引っ越しは決して簡単な決断ではありませんが、正しい知識と準備があれば、納得のいく形で進めることが可能です。

 

 

 

佐藤石材では、檀家制度無し!アクセスしやすく、家族の負担がない、ご家族一緒に入れる「個別式永代供養墓」をご提供しております。

佐藤石材では、神奈川県を中心に大切な人が、お墓参りができる個別プレート付きの永代供養墓をご提供しております。

 

「駅近・I.C近」といったアクセスしやすい場所に永代供養墓をご用意。大切な故人様がしっかりと特定できる「オリジナルプレートを設置」。どなたでも、お好きな時にお参りいただける永代供養墓です。

 

また、継承者の居ない方が、心配なくお墓を持てるように、「宗教不問」「檀家制度なし」「永代供養付き」といった永代供養墓制度をご用意しております。
檀家制度が無いため、管理寺院への寄付金・付け届けは一切不要です。
※一部檀家制度がある永代供養墓もございます。

 

なお、現在お墓をお持ちの場合、墓じまいから当社にて承ります。
当社にて墓じまいをご依頼いただければ、墓じまい後に、ご契約の永代供養墓へ改葬(お引越し)する流れや必要な書類・手続き等をご案内いたします。


お墓のことならどんなことでもお気軽にご相談ください。
詳しくは「佐藤石材の永代供養墓の特徴」をご参照ください。

同じカテゴリの
実績を見る

見学予約・お問合せ

0120-35-4114

【 受付 】9:00~18:00

年中無休

見学予約・お問合せ

0120-35-4114

【 受付 】9:00~18:00

年中無休

見学予約・お問合せ

生前申込の方が増えています

見学予約お問合せ
ご質問ご相談
お気軽にお問合せください

代表 佐藤 寿一

0120-35-4114

【 受付 】9:00~18:00

年中無休