知っておきたい豆知識
2021.08.18
  • 合祀墓・永代供養墓
  • 選び方で後悔をしない!必見情報

永代供養墓のメリットとデメリット

(概要)

永代供養墓は、お墓の後継者がいなくても供養と管理をしてもらえます。お寺の檀家になる必要もなく、一式料金だけで管理費や寄付金などの費用もかかりません。しかし、周囲の理解が得られない場合もあるほか、合祀されればお骨を取り出すことができなくなります。

 

(本文)

お墓を継ぐ人が減り、お葬式やお墓の形にも変化が

「先祖代々のお墓を継ぐ人がいない」「自分が死んだ後にお墓のことで家族に負担をかけたくない」など、お墓にまつわる悩みは多くの方にとって身近なものです。

 

お墓は家父長によって受け継いでいくという慣習は、江戸時代にできた檀家制度から始まりました。しかし、少子高齢化や人口流動化、非婚化などの影響から、お墓の後継者を見つけることが難しくなっています。

 

地方では墓守が途絶えたり、引き取り手がなく無縁墓となってしまったりという深刻な問題が起きています。都心部も無関係ではありません。地方から都心への人口の流入で、都心部では墓地不足の状態となっています。

 

さらに、悩ましいのが子どもや兄弟親戚に迷惑をかけたくないという人が増えていることです。子どもが独立し遠く離れた都会で暮らしていれば、お墓の管理やお墓参り、お寺との付き合いなどで何かしら苦労をかけることになります。

 

時間や手間だけではなく金銭的な負担も残ります。シングルの方でも、自分の死後に兄弟や親戚の手を煩わせたくないと考えているでしょう。生きているうちに、自分の死んだ後の手配も済ませられれば、安心して暮らすことができます。

 

また、お墓にかける金額も変わってきています。お葬式自体も、家族葬などのシンプルであまりお金をかけない形式が好まれるようになりつつあります。

医療が発達していない昔とは異なり、現代は病気になっても治療することができます。ただし、老後は長期にわたって医療費がかかり続けます。景気もまだまだ先行き不透明です。寿命だけが延びている今、長生きリスクという言葉まで聞こえるようになっています。それだけに、老後の貯えは今まで以上に重要となってきます。そのため、「お葬式やお墓にそれほどお金をかけずに済ませたい」という方も、少なくありません。

 

永代供養のメリットは?

そんな流れのなか、注目されているのが永代供養墓です。メリットは大きく分けて2つあります。

 

第一に、お墓を守ってくれる人がいなくても供養と管理をしてもらえること。第二に、お寺の檀家にならなくても、一式料金を支払えばその後の管理費や寄付金などの費用がかからないことです。

 

そのほかにも、宗教・宗派を問わず檀家になる必要がないことも、そういったことを好まない人には魅力的でしょう。行事への参加なども強制されることもありません。

交通の便がよく通いやすい屋内の永代供養墓ならば、お墓参りもしやすくなります。遠方の不便な場所での墓掃除は手間がかかりますが、永代供養ならばすべてお任せできれいな状態を保ってもらえます。

 

永代供養墓は、子どもがいない人だけが利用するわけではありません。子どもが嫁いだり身寄りが遠くにしかいなかったりという場合にも重宝されています。

また、単身で暮らしていて自分一人が入るお墓を必要としている場合も適しています。今のうちから死後の心配事を解消して残りの人生を楽しみたいという、前向きな考えの方もいます。

 

先祖代々のお墓を守ることが負担になっている場合や、お寺との付き合いを大変だと感じている場合、寺替えしたい際にも注目されるのが永代供養墓です。

 

デメリットについて

一見、よいことばかりのようですが、デメリットもあります。

 

まずは、親族の理解を得にくいということ。メディアでも取り上げられるようにはなっていますが、まだまだ市民権を得ているとは言いにくいです。永代供養墓と聞いて、身寄りのないお骨や引き取り手のないお骨を合祀した供養塚や供養塔を連想する方も少なくありません。

 

本来お寺には、檀家が途絶えたときにその家のお墓のお骨を移して供養する合祀墓があります。この場合は無縁仏を納骨したお墓ですが、永代供養墓とは異なります。永代供養墓は、自分の意思で供養をお寺に託しお骨を納骨・埋葬してもらうものです。

 

先祖代々のお墓を代々守ってきた親族や、檀家に入り住職との関係を大事に思っている人にとっては、にわかには受け入れにくいでしょう。価値観の問題ですので、自分の意見だけを主張せずによく話し合いましょう。

 

そして、いったん合祀されれば二度と遺骨を取り出すことはできません。永代供養墓の納骨方法は、主に次の3つです。

 

(1)初めから骨壺のお骨を取り出して合祀スペースに納める

(2)納骨スペースに骨壺のままお骨を安置し、一定の安置期間後に合祀する

(3)お骨の一部を分骨し一定期間もしくは永代に安置し、残りのお骨は最初から合祀する

 

(2)の形式が多いですが、どの方法にせよ一定期間がたつと他の骨と一緒に納骨されることとなります。永代供養墓に入れたものの、やはり気が変わって家族の墓に一緒に入れたいと思ってもどうすることもできません。決断する前には、よくよく考えて後悔のないようにしましょう。

 

また、区画が限定されているので自分の好きな場所を選ぶことはできません。そして、基本的に増設することは不可能ですので、追加で身内の埋葬をするとなると追加して新たに一式料金を納めることになります。

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